大勢で一緒に瞑想しましょう
 
  瞑想とは広辞苑によれば、目を閉じて静かに考えること。現前の境界を忘れて想像をめぐらすこと、とあります。健康を目指し、幸せを求めて難行苦行を積んだ人たちがたどり着いた最もいい方法が瞑想であると言います。
  私たちは、生まれてから現在までの実生活が、ある意味では修行であり、健康と幸せを求めています。その修行の中で、折に触れ瞑想することが目標達成に有効であると考えます。一人ではなかなか実行しないので、さりとてどこかに集まって行うこともできませんから、ネットでつなげて瞑想をしましょう。



1、 瞑想中は、ときどき脳波に強いアルファ波が現れます。このとき、心と体はリズミカルに調和して、疲労やストレスが解消され、瞑想している人の心や体や魂はこよなく健康になります。

 座禅やヨガの形をとらなくても、目を閉じて静かに考えているときには、前頭葉前額部(Fp1)の脳波に、調和振動の強いアルファ波(8〜10Hz)が含まれていることがわかります。心と体がリラックスして意識集中すると顕著です。
 別途、自律訓練を行っているときも、前頭葉前額部の脳波に強いアルファ波(8〜10Hz)が含まれていることが分っています。このことから、瞑想は心身の健康に有益であり、ひいては目標達成に向けての知恵と意欲と力が出る脳のコンディションづくりをしているものと考えられます。



2、 アルファ波が強く出ている人と人の間では、距離に関係なくお互いの潜在意識が共有されて、心と体、魂の健康情報を分かち合い、ヒーリング現象が生じます。

 鍼灸治療やヒーリングを行っているときの、ヒーラーとクライアントの脳波を同時に測ると、2人の脳波がアルファ波で同調すると治りがいいし、同調しないと治りの悪いことがわかりました。
 鍼や音、目で見る刺激などの物理的な作用や、プラセボー効果ではなく、まだメカニズムは分りませんが、何らかの作用が働いているように思われます。鍼灸、ピアノやシタールなどの音楽療法、手かざし、氣による治療などに共通した現象がたくさん観察されているからです。しかも、2人の間の距離に関係なく働くようです。


3、 いま元気な方は、喜びと感謝の気持ちでエネルギーを空間に送ることができ、元気のない方は喜びと感謝の気持ちで空間からエネルギーを受取ることができます。

 ここでいうエネルギーは、まだ実際に測定する方法がないので想像のエネルギーです。現象面から考えますと、そのエネルギーは直接作用するのではなく、情報を伝える微弱なエネルギーです。
 あたかもテレビ局が、電磁波のエネルギー伝播を利用して空間に情報を発信しているにのも似て、心と体と魂の健康情報を発信するのです。
 ご家庭のテレビで電源を入れてチャンネルを合わせれば放送が受信できるように、目を閉じて静かに考えると、アルファ波が同調して健康情報を受け取ることができるわけです。最近のディジタル放送のように双方向通信です。
 悪い情報を受け取る心配はありません。私たちの脳の中には、たくましく生きていくために役立つ情報のみを受け取るフィルターが備えられているからです。念力でスプーンは折れても、人を陥れることはできません。そうでなければ、人類はもっと昔に滅びていたはずです。
 いいヒーラーは、自ら精進して心と体と魂を磨き、いい情報を発信してくれます。クライアントから悪いエネルギーをもらって疲れる、などと言うヒーラーは、自己暗示でそのようになっているだけです。


4、

時間を決めて大勢の人が一緒に瞑想しますと、それだけアルファ波で同調する人が増え、喜びと感謝の気持ちが潜在意識の底から湧き出てきます。

 テレビの電源を入れてチャンネルを合わせれば放送が受信できるように、同じ時間に何人かが目を閉じて静かに考えると、お互いのアルファ波が同調して健康情報を授受できると思います。
 このとき、お互いに喜びと感謝の意識だけを交換してください。願い事をしないようにしてください。願い事は自分の力で解決しなければいけないからです。問題が解決できたり目標が達成できたことを想像しながら、喜びと感謝の気持ちに浸ることです。そうすると、瞑想中にどうしたらいいのか閃くかも知れませんし、日中無意識行動の中で知恵と意欲と力が湧き出てきます。


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志賀一雅


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